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2015.4.18 オプタテシケ北壁 First decsent "Psycho gun"


オプタテシケ北面1
今回のライン。悪斜面ばかり滑っている奴にはより悪斜面がお似合いになってくる。narrow`n steepの世界。




 先週に引き続きオプタテシケへ。まさか2週連続で辺境に行くとは思わなかった、しかも今回は一人。天気はイマイチらしいが山は行ってみなければわからん。

狙いは北壁(A壁東のルンゼ)の滑走。先日上から見たら、「イケる?」と思った。だが上から見て滑れそうでも繋がっているかどうかはわからない。先週登頂時に頂上から覗いて写真を撮っておいた。そして2009年の正月にA壁登攀ー中央稜登攀時のアプローチ写真もあった(netで調べたら自分の写真がヒットした)。
さていろいろ方々を調べたが結局c1600-c1850間はA壁の影に隠れて空白部分だ。この部分が核心となる。地形図で見ると崖マークでおそらく滝だ。滑走可能かどうか知るためには下から登って確認するしかないだろう。

 とにかく気が進まない。札幌から3時間半のドライブ、朝イチのアプローチのちょっとした林道、天気悪化傾向、先週も同じところへ2日間かけて行ったが思うような部分を滑れなくてほぼ2日間アプローチ&デプローチだったこと等。
今回も2日間予定で入るが、もしも何もできなかったならば「傷口に塩」的な感じで打ちのめされるだろう。こういう嫌な気持ちに逆らいながら山屋は芯を太くして行くのだと信じたいよ、俺は。。。

 まぁずぅは林道テクテク。30分程歩いてサングラスを忘れたことに気がついて戻る。計1時間のロス。取りに戻るのは面倒くさいが、目から紫外線が入るとお肌にメラニンが沈着しシミになっちゃうのよね。
林道が終わり樹林帯に入り1時間程で北壁が見え出す。c1400大滝までスキーで行き、そこから背負う。急峻で凍った斜面だ、さすが北壁。A壁の裏に回り込むとそこからタイトな岩の回廊になり滝を幾つか超えて中央稜途中にでる。失敗だ。ちょっと戻りリッジを幾つかトラバースし最も適当なラインを見出す。ヒマラヤ襞のような地形だ。これを滑れるとは誰も思うまい。クライマーとスキーヤーの両方の目と感覚で斜面とルートを解析するが恐怖は拭えない。滑走技術に不安要素はない、この手の斜面はいつも裏山で滑っている。斜面がガチガチなので風成雪を踏まなければ雪崩もリスクは少ない。何が怖いのか、それは昨年背骨を折った瞬間が常に頭をよぎるのだ。思い出すと吐き気がする。とりあえず頂上にでる。まず飲む。斜面を見ながら吐き気と拍動が落ち着くのを待って自分を納得させる。「考えても仕方のないことについて悩んでも答えはでない、でも不安を抱えながら行動するのは決して悪いことではない、単独だし先程の登攀で精神的に疲れていて正常だ。その中でも滑るイメージがしっかりできている。」
スキーを付け、万が一に備えバイルを腰にさし滑走開始、じょうご状を滑りシュートに入る、進入角度も良い、と思ったらデブリに引っかかりバランスを崩すがそれは想定内で壁側に突っ込むようにすると一瞬速度が緩まるうちに体勢を整え、正面に来た岩の裏に回り込むとまた滝だが、その下は広くなっているので、普通通り滑ればいい。
広くなったら初めはいいのだがその下部になるとウインドパックのため氷になるので気をつけないと滑落する。滑落して最初の数メートルで停止できないと岩に身体をぶつけさらに加速し岩にぶつけ脚は折れ、それでも止まらないと大滝の最も高い部分から吐き出されるだろう。
だからall or noneなベストなラインではなく、選択肢を幾つか残すベターな走路を追う。もうすぐ出口で出口は大滝だ。進入角度は大丈夫だ、登るときには大滝射出ランディング部分にあった気になる岩も下に流しておいた。。。が、射出の瞬間何かに引っかかり危うい体勢のまま飛びだすもリカバリー筋総動員し耐えると大腿も脹脛も攣っているが俺は止まらない。c1100の充分平らなタンネまで滑って後ろを見てニヤリ。


オプタテシケ北壁(中央稜東側)。
First descent :ラインはpsycho gunという名前に。精神力で曲げましょう。






Psycho gun1 (1)
林道歩いていると、本日の獲物が見えてきた。


Psycho gun1 (2)
↑A壁、B壁が見える。懐かしい。



Psycho gun1 (3)
大滝、正月に比べると埋まっているがicyだぜ、コイツ


Psycho gun1 (4)
大滝上は広くなっている、メチャクチャ硬い。


Psycho gun1 (5)
A壁取り付きで1本とる。ビヴァーク装備持ってくるべきではなかった。


Psycho gun1 (6)
ほせーよ




Psycho gun1 (7)
センターの右の細い滝から射出されるわけだ。




Psycho gun1 (8)
細くてき急なのが続く。カミホロの中央クーロアールがひたすら長い感じ



Psycho gun1 (9)
これは小滝で飛ぶ、ランディングは広くて申し分ない。



Psycho gun1 (10)
嬉しいことにまだまだ続く。


Psycho gun1 (11)
アルパインチック。走路はひたすらシュートだ。幸福である。




Psycho gun1 (12)
2週連続ピーク!喰ってのんで補給して不安になって、考え事してビジョンが整ったらそこへ行く。



Psycho gun1 (13)
ピークより滑走斜面。c1850までは見える。
こいつは日高の直登沢に似ている。


Psycho gun1 (14)
2~3分でc地上1100まで。最高だった。
でもbivy装備不要だったが、これはリハビリなのでOK牧場。








Psycho gun1 (15)
帰り道、黄金色の中、余韻に浸る。たまにはいいでしょ


二日間の予定だったが、満足したので帰る。あれだけのアドレナリンは久々で格別だ。



オプタテシケ北面1
まだ可能性はある。(一番右のルンゼは滑られているらしい)




















































                


  






































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コメント

§

写真見るだけでわくわくするようなとこ滑ってますね!すごいです!!

§

ありがとうございます。滑っている最中も最高でした!

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