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2014.3.29~30 カミホロ スペースチムニー敗退→右CR→Finger5→八つ手左 

 P3300165.jpg
↑フィンガー5、もちろん宿泊全装で。
 
 完登もいいが、それのみを目的とせず探求を目的としたい。

山にはいろいろな可能性がある。新たなラインの可能性、自分の能力の延長の可能性。

試すのは非常に楽しい。山では常にいろいろ試してみたい。

そして次の最高の瞬間につなげたい。


DAY1♪


久々のカミホロ、今回は2年前に敗退した仮称「スペースチムニー」の完成を目指す。前回はクソみたいな除雪のため時間切れでの敗退だったが今回は時間は十分用意したので今回登れなかったら「単なる実力不足だわね♪」ということになる。

従って、敗退はできるがあまり敗退はしたくない気持ちである。男のクソみたいなプライドの問題であるがこの微妙な気持ちは冒険をほんの少しだけ面白くさせる。


今回天気は良いので開拓日和だ、時間があれば他にもいろいろ開拓してみたい。


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↑アプローチ、相変わらずスゲー山だ。



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↑正面壁もくっきり
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↑すごいキレイなエビノシッポ!



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↑取り付き尾根



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↑八つ手裏面もおいしそう。




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↑取り付き尾根のナイフリッジのガチャピンdz



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↑とヒロポン



さて、さっそく「スペースチムニー」へ。

1P目、ヒロポン:凹角からバンドへ。ラインが分からないということですぐ切る。本来はもう少し伸ばしたほうが良い。まぁ、久々に登ったということだからヨシとする。頑張ったよ。

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↑1P目のヒロポン






2P目、dz:クライムダウン気味にバンドトラバースしてチムニー入り口でビレイ。この時点ではチムニーも雪かぶっていてただの雪壁の一部にしか見えない。



3P目(本来の2P目)、dz:第一チムニーへ、氷化した雪とガチガチの氷でチムニーはものすごく窮屈だ。だがそこは根性だ。氷を破壊しつつチムニーを抜ける。その後カンテが悪かったような気がするが今回は雪壁となっていた。その後のマントルはバランシーにやりつつ、覆いかぶさるハング雪を除雪しながらだったので、まぁ普通の悪い感じでOKだった。第2チムニー入り口でビレイ。


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↑スペースチムニーと言われる所以っす。


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↑チムニーを抜けたところのヒロポン。大岩の頭に出る



4P目(本来の3P目)、dz:フレアードチムニーを身体を突っ張りながらパンプをこらえ頭上に覆い被さってくる雪(固いエビのシッポ)をアックスでぶっ叩きーのパンチしーの悪戦苦闘しながらジワジワ進む。そしてチムニー脱出し側壁へ、この側壁へこびりつくムーブがエグイ。ここまでで11-位のムーブだろうか。待っていたのはまだ続くぶっ立ち真っ白い壁。エビのしっぽがこびりついていてライン様相不明。見通しが悪すぎる。


このラインは12月初旬位にくるべきだった。。。。。と2年前も考えていたことを思い出した。

超頑張ってクライムダウンして2年前に残置した横ナッツでまたしても敗退。とりあえず久々にピークを踏みたい一心で右クーロアール登ってピーク踏んでクライムダウン。夕日が敗退の心に染みる。




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↑右CRはただの雪壁になっていた。

  


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↑ピーク踏んで再び右CRクライムダウン。



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↑夕暮れ時って悲しいね。


この日は正面壁基部で泊まる、なぜなら明日沢山登れる。


DAY2!

ぐっどもーにんぐデス、日本のミナサン。


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↑壁基部VB


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↑やっぱり寒いんだね。




今日も開拓したいな~とウロウロ。でも雪べったりでプロテクションかなり怪しい。


P3300136.jpg
↑ここもプロテクション不明でこの先突っ込めず。



今日はフィンガー5を宿泊全装備で登って&どこか継続してみようとトレーニングモードに変更。

1P目、ヒロポン:トラバース。今日はちょうど良いところでピッチを切る。ナイス。

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↑1P目のヒロポン。


2P目、dz:良く覚えてない。適当に伸ばして適当なびれいぽいんとまで。


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↑2P目出だしのガチャピン


3P目、dz:立っているが今年はアイスが張っているのでコンデションはGood。ただしプロテクションは非常に探しにくい。比較的快適に登れた。(ドライコンデションの時はかなり大変!)


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↑お尻がセクシィーできゅーと。でも傾斜はきついので油断できないわね。



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↑3P目終了点より。中央右にヒロポンが豆。快適でした。



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↑壁の傾斜はこんな感じっす。


4P目、dz:えびのシッポ小ハングをよっこいしょでピークへ。このルートは頂上直下に抜けるので日高の直登沢のようで面白い。
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↑まずは除雪しながら~



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↑抜けました。




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↑頂上直下の抜け口、すばらしいルート。


帰りに八つ手のNEWラインをひこうと思ったが、下山時刻が迫っているので「八つ手の左の左?」を登って八つ手頭まで3ピッチ&コンテで抜けてクライムダウン&懸垂交えて下山。

 全装備で継続できたのでよかった。


 TOPICS:
 八つ手岩の1P目終了点間際にピカピカFIXEハンガーボルトが2本打ってあって驚いた、と同時に残念に思った。
なぜならそのすぐ近くにはプロテクションがとれるgoodなクラックがあるのでボルトは必要ない&懸垂支点も既存のものが十分にある。第一この山はナチュプロを駆使して登るべき山であろう。それゆえ世界に近い、世界に誇れる山、世界に向けてトレーニングができる山なのだろうと思う。ボルトは打っても良い場所・エリアがあると思う。初登者は岩角にスリングを巻いて、リスにハーケンを打ち込んで自分自身に打ち勝ったのではないだろうか、ならば現代の我々はもっと良い道具でより良いスタイルで登れるはず。

 ボルトを打った人間はおそらく八つ手岩に何度も登っている内に、「ここにボルトあれば安全で面倒くさくない、懸垂もできて楽だ」なんて思ったのかもしれない。しかし、この八つ手岩を冒険心に満ちたクライマーが登ってこれをみたらガッカリするだろう、などとは考えなかったのか。
 このボルトにより安全性は高まるが、冒険の要素とアルパインクライミングの質は下がる。このボルトはアルパインクライミングの退化と言ってもいいのではないだろうか。

 ここは赤岩のようなゲレンデではないのだ。赤岩のボルトもナチュプロで支点が取れるところまでボルトを打ったのは退化であったかもしれないと思う(私も支点整備作業やりましたが、まだ心にモヤモヤしたものが残っている。もちろん適切なボルトも沢山ある)

安全を最優先するのは悪いことではないが、別の見方も必要でないかと思う。我々はクライミングをしているのだということを忘れてはいけない。未来のクライマーが安全を自分で創り出す機会を奪ってしまわないように気をつけなければならない。

 簡単なことで「鳥が巣立つチャンスを奪ってはいけない」 ということだ。その鳥は登る皆さん全員の心の中にいると思う。























P3300809.jpg 

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コメント

§

お疲れ様でした。
カミホロってイイですね!行きたくなりましたよ。
しかし後半の文章は素晴らしいの一言、私も同感です。
撤去しましょうか(笑)

§

支点の意見、同感ですね。しかし、冒険を他者に強要するのは間違えですよね…。でも、そこにボルトが無いと安全に登れない人は行くべきでは無いでしょうね。

§

岡田さん、カミホロ相変わらず最高でした。山はいつも表情がちがっていて良いです!

§

栗山さん、その通り。個人の意見の意見の強要はあまり良くないです。安全に楽しく登ることはとても大切なことですね。いろいろな見方が必要でクライマーだけでなく一般の人のモノの見方、時には偏った考えでのモノの見方がどうなっているかも考慮する必要があると思います。自分も一開拓者としていろいろ考えさせられました。「ボルトがないと安全に登れない者は行くべきではない」とまでは思いませんが、ボルトはクライミングしている上でそれでしか命を守れないときに打つべき(打つのが許される)ものだと思っています。但し、コレも個人の尺度によるものだと思っています。そしてそれぞれの岩場にはそれぞれの場所が持つルールというか雰囲気があり、それは時代や利用している人々により移ろいゆくものかもしれませんね。「NATTO」や「大根」や「コンプレッサールート」事件?などもいろいろな見解があって興味深いです。

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