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2014.2.22 S岩 shaft

 NCM_0805.jpg


こりゃあいい。楽しめそうだ。


 

最近アイスのモチベーションがあがらない自分。
左膝靭帯が悪くて足に体重が乗らないような気がする、、、
寒いの嫌だ、、、
ビッグウェーブはつながったようだが、あれも何度か登ってもう飽きた。(怖くて疲れるのイヤ)
継続もパートナーなし。
 氷は残すはS峡リトルプリンセスのみ。そのためにはアイスを登ることよりも家で懸垂して来るべきに日に備えるのだ。
そう思って懸垂していたら左肘がガキンガキンになった。痛いっす。何ですかコレ?

しかし、シーズン残り少なくなると名残惜しい。なんか登りたいなぁー

「そうだ!かっつんが登ったShaftを第2登しに行こう!」

急に思い出した。早速、FAかっつんに連絡して情報収集。

「デカイキャメ持って行ったほうがいいかも、楽しんで!」…とのこと。

パートナーはO田さん。今最もモチベーションのある男だ!その炎にあやかってみたい。


アプローチは小山一つ越える1.5hrくらい。そして海岸への急斜面を降りる(落ちる?)。


NCM_0802.jpg
↑急斜面を降りて海岸へ。


NCM_0805.jpg
↑奴が見えた。


海岸へ降りると奴が見えた。遠目に見ても今日の獲物はなかなかだというのはすぐに分かる。
あれは下まで繋がっていないのも分かる。それは楽しい一日を約束されていることだ。

楽しみなのと怖いのと登りたいのと寒いのと…いろいろな気持ちが鍋の中の具材ように複雑に絡み合いながら滝基部へ続くルンゼへ迫る。。。とその時。

 「ぶふぉぉ!!」と滝上部から雪崩れて物凄い雪煙で滝が見えなくなった。やがてその中から再び姿を現した獲物はとても美しい。
そして今日も欲望に負けたワケだ。「あれを喰いたい!すごく喰いたい!絶対登る!!」

 基部まで行くと氷は繋がっていない。シャンデリアを壊しながら、比較的安定した部分を探してデカイつららに乗り移っていく感じだろう。チムニー状にかかる滝なので岩を利用して上手くやらなければならないのだが、反面その岩が邪魔でツララを登れないというジレンマがある。問題は途中のビレイポイントと壊したシャンデリア、氷柱でロープを切断しないようにしなければならない。
 ロープマネージメントに気を使う。リスクは見た目以上にいろいろあるラインである。

1P目、dz:登る。ところどころ途切れている。氷質は表面に雪と氷の中間体が乗っていて、それらをクリーニングしつつアックスをキメる。アックスの刃は研いできたものなので、岩を叩かないように慎重に登る。(ケチくせー)途中キャメを氷クラック清掃しつつキめる。
 めっちゃ楽しい。アラスカを思い出す。もっと行こうかと思ったが、シャンデリアを叩き落としたらロープを切断するので一旦ピッチを切りロープをあげる必要性がある。

P2220139.jpg
↑やってきたO田さん。



P2220140.jpg
↑ロックギアも必要!楽しすぎる!!


2P目、dz:さぁ出だしから氷柱トラバースだ。一旦目の前の氷柱をできるだけ登ってスクリューをセット。そうすれば万が一落ちたときにTRのような落ち方になり落下距離が少ない。ねずみ返しでもやった手だ。
 そしてトラバース開始、クライムダウンしつつ氷柱に乗り移ったあと、岩が狭まって体を突っ張れるようになった。さらにクライムダウンしてつららに乗ろうするも強度に不安を感じる(当たり前だっつーの)。
 んで閃いた。「氷に穴開けたろ!」と。んで穴開けて強烈に挟まりながら上へ抜ける。



P2220142.jpg
↑1P目終了点のO田さん。現在トラバース中。




P2220154.jpg
↑氷に開けた穴。せまい


NCM_0813.jpg
↑挟まったO田さん。真横になっている!!!




NCM_0814.jpg
↑時々雪崩れます。。。



NCM_0815.jpg
↑た、た、楽しすぎる、、!



P2220144.jpg
↑2P目終了点は素晴らしい、落氷から守られる。




3P目、dz:やっとこさ着きました。ブランクセクションも終了。後は途切れ途切れに繋がっている(?)。さて、出だしが悪い。とりあえず氷のカーテンぶち抜いて、めっちゃパワーで狭いところ上がって行く。まるでOW。落ちないけど疲れる。足ブラにもなる。楽しすぎる。
 そこを抜けたらクラゲをひょいひょい登るが氷の質が悪い。表面の皮がズルズル剥ける氷だ(わかる?)。
もっと行こうかと思ったらギアが少ない。使えるのはあと3本(他3本ビレーポイント用)。この先はスクリューちょいと必要だろう。ピッチを切る。この先は氷柱だ。そのあとシャンデリアが待っている。2P目よりは簡単そうだ。典型的な登り難い氷柱なので大丈夫。(パターンは知っている)。


P2220146.jpg
↑ナイスビュー。つららカーテンを登ってアイスOWへ。


P2220148.jpg
↑3P目終了点より。


4P目、dz:さぁ、やるかぁーとトラバッて氷に取り付くと「あ、こらぁ…ヤベぇ」。となった。見た目・表面はツルンとした氷なのだが中はザクザクの細いつらら集合体なのだった。のぼれるかなぁ…落ちなきゃ大丈夫だけどプロテクションが7~8m取れなさそう。ごり押しできるかなぁ、、、ちょっと逡巡するも「情熱」もしくは「圧倒的力」が足りない。そして登れそうにも関わらず、何か嫌な感じがする。
 資格に満たさない。要項を満たさない。ような気がした。何か足りない。

すなわち、、、「ごめーん、O田さん。やめてイイ?」と。

 敗退である。。。そこから下降。



氷の旅は終わった。獲物は狩れなかった。でも餌食にされなくてよかった、、、と思うことにしよう。口惜しい、敗退は口惜しい。悔しい。だが次へのモチベーションになる。欲求不満くらいがちょうどいい。力不足を感じたときに、力を得ようと計画しだすのかもしれない。



P2220151.jpg
↑下降中。いい旅だった。




P2220158.jpg
↑下部は繋がっていない。中央のつららトラばり。


帰りに振り返ってみるとやはりそれは口惜しい。でもO田さんが「いやぁ楽しかった」と言って笑顔だった。

「そうだ、とても楽しいことだった!夢中だったんだ」と思った。

この悔しい思いはずっと残るが、悔しいことは楽しいことだと知っている。ぐふふ。


P2220163.jpg
↑帰りに写真とった。とても面白い。

 体感グレード:登り難い危険なM6。(途中まで)

さ、明日はスキー開拓。











               
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コメント

§

dz  見る限り氷の発達は、良いとは言えないと見えます。
シロウの写真を見るともっと氷が合ったと感じます?
とにかく 無事に降りてきて良かったですね (当たり前ですね)

§

T野さん、氷はつながっていませんでした。ブランクセクションは気合いと発想で解決できましたが、上部のノープロエリア(10m?)を突破できませんでした。北海道で一番面白い滝(リトプリ除く)かもしれません。第2登は来年します。今年は「気持ち」がたりません。ゆえにリスクを克服できないと判断しました。
 グレードは3ピッチ目まででM6くらいでしょうか。面白いので是非どうぞ!

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