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2013.4~5 アラスカ遠征 Mooses Tooth 編

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↑dz on Mooses Tooth  

アラスカ遠征、、、もう過去のことで忘れていましたが、備忘録としてそろそろ書くわぁ。 

  Alaska遠征         

 アラスカに行きたいというモチベーションは昔からあった。デナリのカシンリッジに行きたい。そう思っていた。不安はある。まずは現地を知らなければ。そんなわけで飛んでアラスカ。とりあえあずRuth glacierMoose`s Toothのクラシックルートの2本を登って、久々に組む谷と呼吸を合わせるプレ。

 アラスカに空気・寒さに馴染んだところでKahiltna glacierへ移動し、Mt.HunterNorth Butteressを狙おう。一応、様子見で来たといっても狙いたいという欲望が芽生えてきた。幸い北海道に経験者の中川氏、長原氏、舟生氏、勝亦氏がいるのでまずは情報収集でお話を伺いに行く。特に中川氏にはアラスカの写真のスライドなど見せてもらい、具体的イメージがまとまってプレッシャーがずいぶん軽減されたと思う。感謝の一言である。特に彼の強烈な一言「遠征の買出し、沢山買え。もういいかなぁって思って会計をしてから、ショッピングセンターをもう一周しろ、とのこと。」24日間、氷河上にいるので食量が心配。兵站が絶たれたことで皇国も滅したのだ。

 氷河は寒いので食品が凍って悪くなり計算が狂うのでないだろうか、嗜好品も多めに購入したが間に合うのだろうか。心配はつきない。唯一燃料の量だけは想定できる。

 日本で一番頭を痛めたのが食料計画表である。これができれば遠征は心配がなくなった。現地は何が売っているかは不明だが北米だから大丈夫だろう。


 パートナーは谷。昨年一緒に登った暑苦しい男である。実に男らしい。そしてもう一度言うが実に暑苦しい。関西人。多分内地では有名なんではないだろうか、とdzは密かに思っている。時々関西弁を教えてもらう。


 じゃあ、ぼちぼち始めますか。言っておきますが、私は結構な御センチです。


4/22 日本出発の日


 ホールバッグ21kg、ダッフルバッグ22kg、機内持ち込み荷物のBDザック(13kg)、PCのバッグを持って新千歳へ。コレだけ荷物があるとやはり家族の送迎はありがたい。兄貴に倶知安→新千歳まで送ってもらう。

 実家には寝たきり犬のゴンがいる。多分彼にはもう会えないだろう、会うことはないだろう。「行ってくるからね、お前とはお別れだね、きっと」と言うと、寝たきりになっているが頭だけをふっと浮かせて「気をつけてね、いってらっしゃい」と言われたような気がした。泣けてくる。君の写真は持ったよ、軽量化してもこの10gに満たない写真だけは胸ポケットに入れておくから。さようなら。

 ほら、おセンチな話でしょう。


 CTS空港の手荷物検査、まずはアイススクリューが引っかかる。CTS→NRT、大いに遅延する。このままではNRTでの乗り換えはタイトである。案の定、NRTは空港内ダッシュ。ギリギリ間に合う。

だが、そんな私を待っていたのは外国人の香水地獄。あまりにも芳しくて鼻水地獄。まぁもう少し飛べば私も外人だ。そして氷河で一ヶ月フロ無し生活する私よりはマシだろうか。現地合流となっているパートナー谷は出発したころだろうか。機内食が待ち遠しい。シアトルで乗り換え、アンカレッジに定刻どおり到着。米のイミグレはいつもどおり厳しかった。

 到着後、あまりにも荷が重いのでレンタカー借りようと思ったが、保険つきで最安値$75/dayと高価もいいところだったのでバスで宿(Alaska Backpackers inn)まで移動することに。バス停がどこなのかもよくわからないが、⑦番バスでDowntown transit centerへ。そこから大荷物で歩いて20分で宿。($25/night)

バスは一律$1.75。1dayパスで$5というのがあるので明日の買い物はこれでいこう。宿の宿泊者から肉と米をもらいキッチンにある謎の調味料で謎の食事。うまい、スパイシー。でも三口に一回くらい咳がでる。うまい。夜、E-Mailチェックすると、谷が「ビザと航空券チケット、Estaの関係で出国トラぶっている」とか「一週間くらい到着遅れるかも」とのこと。まぁ想定内。私の遠征はコレくらいのイベントが発生しなければ、とのことで「観光でもしているからごゆっくり来て下さい」との旨、をメールする。

 しばらくして谷の彼女から、無事出国したとのメールが送られてきた。良かった。


長い一日だ。日本時間ではすでに23日になっている、がその時間感覚はここで捨てる。

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↑荷物、左23kgのホールバッグ、21kgのダッフルバッグ、15kgの手荷物、PCバッグ。


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↑ゴンちゃん。元気でな 


4/23 パートナー谷come &買出し


 谷着、一安心。荷物重いとのこと。買出しに宿近くのKarrsへ。品揃えが悪いので③番バスで米国といえばウォルマートへ。だいたいここで何でも揃う。REIでナイフとガスとFuelを購入。ホールバッグに満載の食品とダンボールを抱えてバスで帰る。バスで酔っ払いおばあちゃんに抱きつかれる。この国は白夜で生活リズムが狂ってしまっているのか呑んだくれが大変多い。夜はAnchorage→Talkeetneまでのバスの手配のためメールを打つ。


まとめ:空港⑦バス→Downtown45番バス→EagleStreet(ABBinn)

    買い物、REI、ウォルマートは③バスでこと足りる。帰りはどのバスでもDowntownへ帰れる。


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↑バッパーで荷造り。嗜好品たくさん。甘いものがすきなのダ。



/24 買出し②

 時差ぼけのため寝坊。時差ボケで寝られない谷の話に付き合う。酒があればよかったのだが。

1200に起きて飯を食い、Anchorage→TalkeetnaTransportation手配するも上手く行かず。ほとんどのバスはMay5から運行とのこと。割高だがTaxiチャーターしていくことに($160/1人)

 2人だと高いが、もし4人だと$80/1人くらいになるらしいので大人数遠征が吉である。残念。

この日は生鮮食品、腐りやすい肉を最後に買いだして終了。


/25 to Talkeetna


 0700、チャーターしたTaxi(Purple)Talkeetnaに0930着。セスナ会社のTATcordinatorとNPS(National Park Service)へ国立公園入園手続きをしにいく。国立公園使用料($14)を払おうとすると4/22~26は何らかの記念日で無料になるらしい(NPS free day)。ツイてる。TATで受付を済ませて荷物をlord(計量)、1人当たり125ポンド(56kg) までが無料で、それを越えると超過料金が取られるので要領よく済ませてほしい。うまいことやって超過料金はなし。(計量が終わったものに次々とモノを詰めていく、パートナーとのコンビネーションが重要)

 1200に飛ぶということでTAT事務所officeに戻ると、「Newパイロットのトレーニングのため1600へ変更になった」とのことだったので1500までNPSにて山資料を読み漁ることに。日本のGIRIGIRIBOYSはやはりすごい。アラスカに通い続けることで強いクライマーになるのだろうか。

 心なしか風が強くなってきた。飛ぶかどうか不安だ。少し早めにTATに戻ると「windy」、「tomorrow」とのことトレーニングしないで1200に飛べば良かったじゃないか!と思うが仕方なし。TAT所有のBunk Houseは無料。fly in待ちのクライマーでいっぱい。喉が痛いので早めに寝る。


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↑チャータしたタクシー。ってかワゴン車。Offシーズンなので高い!


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↑タルキートナです。左がHunter、真ん中Denali、肌寒い。


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↑とりあえずセスナ会社へ言って受付



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↑Denali natyonal National Palklange Station の受付:国立公園入園料支払い&受付…



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…入園料は無料だった!なんでも記念日らしい。ラッキー



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↑クライマーのメモリアルセメタリーへ。(日本で言う慰霊塔)


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↑友人の靴だ… 


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↑この日は飛ばず、積荷から宿泊道具を降ろす。残念。


/26 晴れfly in Ruth glacier


 朝、起こされる。TATからピックアップの車が来ていた。初セスナ。Root canal glacierへ向う。Denali,Rooth glacierの山々,そしてMoose`s Toothが見える。花崗岩の一枚岩だ。セスナはそおっと真っ白な雪原に静かに着陸し、我々は荷を降ろす。そこから200mほどのところに個人用テント、キッチンテントを張る。BC設置完了。そしてHam&eggsShaken‘not stired の偵察をした。「長そうでthin ice,双眼鏡で状態を観察しながら呟く。BCに戻ると他Pもいて、動向を伺うと、明日Ham&eggsには2P入るとのこと。では我々は空いているshakenへ行くことに。少しHam&eggsより難しいが、同じだろう。どうせ両方とも近いうちに登るんだから。明日から、久々にロープを組む谷とプレ山行が始まるわけだ。



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↑初セスナ!こんなん飛ぶのか?オセアニア遠征はヘリだったが…。



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↑乗る!乗らさる?



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↑初めは森林地帯上空…。



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↑Alaska Lange上空へ!



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↑Ruth Glacierと山ども



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↑バリルとかブラッドリーとかウェイクとかチャーチとか…。(山の名前)



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↑んで、Mooses Tooth!なまら花崗岩




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↑着陸…





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↑おほッ、また冬だよ!



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↑荷物おろしーの…




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↑ベースキャンプつくりーの…



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↑偵察しーの…
         


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↑ルート確認しーの…(Shaken)


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↑ルート確認しーの…(Ham&Egg)




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↑まったり。とりあえず景色に圧倒。



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↑どこをみても山。北海道に一つでいいから欲しい。



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↑ご近所さん家に訪問。美しいオンナ、アンジーとしゃべくる。ナイスキッチン。



/27 晴れ Shaken`not stired


  0500起床。めちゃくちゃ寒い夜だった。特に朝方の冷え込みが…。体弱くなったのかなぁ。0630ゆっくり出発。0700には取り付きの雪壁へ。近い!トラバース開始。谷topでコンテでice基部まで。

そこからつるべでクライミング。 0700スタート、1520Moose`s Tooth westpeakへ。今回のルートのcruxは谷に当たったようだ。うらやましい。コンテを交えて16ピッチくらいか。


 結構大変だった。何が大変だったかというとブツを我慢していたからだ。志半ばで憤死するところだった。頂上でようやく開放された。途中、谷がビレイデバイスを落としてしまいムンターヒッチで懸垂。これが良くなかったのかロープがキンク&絡んでしまい下降に時間を食ってしまった。2100帰幕。米人のJordanTrabisがお湯を沸かしてくれてコングラチュラーション!と祝ってくれてso happy!彼らはHam&Eggs行ったようだが、Spindriftにサングラス&目をやられてしまって途中下山したらしい。確かに我々もspindriftは結構食らっていた。ギア:60mロープ2本、スクリュー8、キャメ#0.3~#1、アバラ棒など。良い一日だった。



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↑出発っす。



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↑下部雪壁。




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↑下部でビレイの谷君の図


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↑氷登る谷の図



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↑WI4くらいがずっと続きます。ステキ!楽しい!



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↑M5の核心部の谷。奥の氷は写真で見ると小さいが、そこそこ大きいし、かぶっている。



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↑再び雪壁…



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↑花崗岩の壁に囲まれている



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↑壁を抜けて…



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↑稜線を歩けば…



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↑頂上です!




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↑山です!キレイです。僕達山屋です!だから写真は何故か山が多いです。ツマランです!ハイ!




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↑Denaliは雲かかってます。明日は天気×かな。



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↑ナルゲンの水、凍ってますので飲むときはこのようして氷をカチ割って飲みます。



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↑下降です。下降はいつも緊張…



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↑今回のギア類。





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↑登ったルートを見上げる。ニヤニヤ。。。ビールうまい。     




/28 windy→fine レスト


 今日は朝方風が強かったが、昨夜より暖かい。1100にゆっくり起きて飯を食う。1500から谷のビレーデバイス探しにMoose`s Tooth基部へ。やはり見つからない、もしかして見つかるかも…とは思ったのだが。幸いflyoutするAngelaという美しき女性クライマー(what`s a beautiful name!)にビレイデバイスをもらうことができた。ビールを1本渡す。昨夜は寝袋2重で寝た。谷が寒そうなので、Mt.Hunterbivy用に持ってきた軽量ダウンパンツを貸す。遠征では自分の健康管理だけでなく、パートナーも元気でいてもらわなければ困るのだ。夕方ビールで乾杯。レスト日ですから。スクリューなど研ぐ。明日はHameggsへ。山は今日も最高の景色である。


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↑凍ったナルゲン水でアイシング中のパートナー谷(一ヶ月前に捻挫)



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何もしないときは寒いので寝袋にもぐる。メチャメチャ寒い。(暖かい時間もあるけど)

/29 晴れ→雪 Ham&eggs


 0510起床、0730取り付き。出だしから雪壁多し。コンテで進む。うんこしたくて大変。何とかルートは終わらせて、Hams&eggsコルへ。ピークへ雪壁を登ろうとするが風が出てきた。&スノーバーを持ってこなかった。雪壁は55度くらいでちょっとやばそう。なので無理はせず下降することに。そしてここで谷が「クランポンの前爪が無い!」とのこと。一瞬何を言ってるのか分からなかったが、見てみるとアイゼンの前爪が確かにない。「装備チェックミスだ、ねじ締nおめが緩かったのだ」とのことだ。まぁ下降だから問題はないが、このアイゼンれが後々尾を引くことになるとはお互い思っていなかった。全てのラッペルを終えて帰幕。明日はレスト。後は早めにKahiltna glacierへ移動できるとうれしいのだが。こうしてアラスカでのプレ山行は終わったというわけである。


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↑ルート取り付きをパシャリ。



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↑ルート、下のほう。


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↑核心部。難しい。



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↑下降のラッペルラインでした。難しいわけです。(Newバリエーション?!)




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↑終了~。寒い~。風~。



 4/30 snow 風なし 酒飲みday

 一日中雪、寒くはない。晴天の日の翌朝は放射冷却で寒いのだ。0900起床。昼から酒を飲み本を読み、いつの間にか昼寝。2000アンカレッジークライマーが(Lee&)帰ってきた。バイルの刃が折れたためpitch10で下降してきたらしい。まだ米パーティー(ワシントン、Jordan&Trabis)は降りてこない。植村直己「エベレストを越えて」を読んで勇気が出た。今日は視界が無いためセスナはやってこない。夜半、米クライマーが帰ってくる足音が聞こえた。よかった。


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↑降雪…




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↑ガスっていると暖かい。(乾燥しないので冷え込みがキツクない)


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↑BCキッチンテントで…



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↑喰いまくる!日本米を!



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↑飲みまくる!”ウイスキーを!

   

 さぁ、体慣らしは終わった! Kahiltna Glacier編へ続く。









    

































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