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2012.12.8~9 カミホロ コップ

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↑それなりにシビレマシタ。

                                                             
                                                              
やる気があるのか。何をしたいのか。 連日の忙しさと、睡眠不足は集中する力を削ぎ落としつつあるのか。 

毎回そんな思いをもっている。心をどんなに鎮めてもいろいろなネガティブに物事を考えてしまう、というか湧いてくる。人間は何も考えないという瞬間は無いのだろうか。
 集中するということは楽しいことだ。ヒトツのことに集中し、眼球を激しく振動させ、呼吸が荒いのか、荒くないのか考える。そんなクライミングの瞬間・山登りが好きだ。
 スタートする前のネガティブさは集中している証であり、その事柄についてネガティブになるほど真剣に考えているに違いない。 それゆえ、やる気があると言える。何をしたいのか、とのことについてははっきり明言できないが、何かを追っかけているときは中々その全貌が見えないこともあるでしょ。俺は何かしたいとは思っている。 物思いにふける俺は鬱なのか。

 そんなワケで今回もカミホロ。いつも心と体を打ち砕いてくれるカミホロ。大好きだ。地獄でありながら、天国のような興奮をこの山は与えてくれる天獄である。パートナーは今年度の正月山行で行動を共にするパヤカワ。




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↑晴れている。やな予感。冬型気圧配置のはずだが。
 



とりあえず正面壁コップ状ルートを宿泊装備で登る。昨今流行のライト&ファストもいいがヘビーな荷物をしょって登る力がなければライト&ファストは成らない。たくさん背負って、ここぞと言うときはライト&ファストであるべきだ。スペースシャトルだって発射時はドロップタンクに燃料満載で、高度を稼ぐにつれ身をそぎ落とし、大気圏では身軽になりやがては宇宙へ行くのだ。 …と言ったところで下手が叫んでいるだけであり、重荷で喘いでいるのがお似合いなわけだが、しかめっ面を積み重ねることだけが心の中にエネルギーを練り上げる唯一の方法と心得ている。荷が重くて登れない場合は荷揚げすりゃいい、常に本番だ。正面壁には無敵N原夫妻Pがフィンガー5を食っている最中。左Cにも1Pいる。


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↑やっぱり晴れてますぜ。


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↑まだ晴れている。嬉しさは、じきに悲鳴にかわる。





正面壁コップ状。

1P目、dz:トラバース。壁には雪がべったりで、傾斜が無く見えるがコレは危険な予感がしていた。

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↑スラビ~。たのし~。




2P目、dz:氷。とはいいつつスラブ状に雪と氷の中間体が乗っていていやな感じ。左上するバンドを上がってクラックを掘り起こしてアンカー設置。硬い雪がべったりくっついてめんどくさい。


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↑ビレイ点、探すの大変。




3P目、dz:そっから直状。ハングしたエビの尻尾を叩き落としながら行く。立っているが楽しい感じだ。岩を掘り起こしてピトンをぶっこみビレー。1本はバチ効き。1本は浅打ちタイオフ。ナッツはまぁまぁ。イボイボはもしかしてのバックアップ程度。
大フォールには耐える、と思われる。

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↑この後、ハングエビの尻尾ゾーンへ。なんだか風がでてきた。



4P目、dz:傾斜がなさそうに見えるが、スラブみたいな岩に硬い雪がべったりくっついている。だまして登りやりすごした10m。ランナーを求めて更に10mでエビの尻尾ハングに頭を押さえつけられる。アックスで引っかいても引っかいても虚しく空を切るようだが、アックスのシャフト・握っているグーの手・腕・肘でフリクションを得てだましだましエビの尻尾上を右へ左へかわしていく。何とかやり過ごした20m。エビの尻尾にステミングしてあがるとエビの尻尾チムニー。冷静になって考えると、自分は何に乗って何を手がかりにしているのかが非常に悩ましい事に思える30m。ここまでうまくやったわけだがチムニーの中でアックスを振れば振るほどキマらなくなり、エビのシッポスタンスは崩壊しつつある。せっかくここまできたのに落ちたら結局アレだよ、アレ。
 ザックが重くてエビの尻尾に引っかかるが俺は気にせず登るだけ。男には抜けなければならない時がある。時間は1530だし失敗は許されない。稜線に顔をちょこんと出したとたんに暴風&氷粒である。歓迎されてるね。
 
 パヤカワを引き上げながら、今後の身の振りようを考える。そしたらびっくりN原夫妻背後より登場。こんな日にカミホロpeakにいるのは変態だ。小屋bivyの旨を伝えると「俺らもだぁ」とのことで小屋に向かい何とか探し出してC1。

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↑小屋になんとかたどり着く。



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↑めし~


 二日目は下降ルンゼ下山で十分、強風でありルンゼを降るだけでも目も開けられず。高度を下げると目を開けられるようになってきた。今日は登るべきではない。風呂入りながら正月のミーティング。たまにはこんなのも良い。ギリギリまで突っ込めないのは歳か、住んでいるところが遠いためなのか。
 それとも、もう自分は終わっているのか。否。それを証明するのは自分自身であり、誰に証明するかといえば、他ならぬ自分自身にだ。そうでなければもう終わっているだけだ。


       
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↑一夜でコレだけ降った。そりゃあ上は天気悪いわけだ。


 



 
 





 
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